新築マンションの売主は、マンションを運営する会社です。
が、中古マンションの大元の売主さんは以前そこに住んでいた方になります。
でも、マンションを売りに出そう、と思ったからといって、広告の作成から事務的な手続きまでを売主さんが行うことはまずありえません。
買い手側が物件の情報を不動産会社に求めるように、売る側も不動産会社を通して物件を売りに出します。
そこで、買う側にも売る側にも発生してくるのが「仲介手数料」です。
仲介手数料は、物件価格×3%+6万円が基本です。
例えば、2000万円の物件を購入することにした場合、66万円。
さらに別途消費税までかかってきてしまうので、かなりの額になります。
これだけの額を払って仲介してもらうのですから、仲介業者=不動産会社選びは慎重に行わなくてはいけません。
どんな仲介業者がよい仲介業者なのでしょう?
仲介業者、といっても、よく耳にする大手から、個人経営の小規模な業者まで様々です。
大手なら、全国規模で独自のネットワークを持っているでしょうから、中小規模の業者が持っていない中古マンションの情報も数多く持っている可能性があります。
また、大手ともなれば事務手続きもマニュアル化されているので、契約までの段取りもスムーズに行われることが期待できます。
中小規模の仲介業者はどうでしょうか?
以前は情報量の乏しかった中小規模の業者も、今はインターネットの時代。
2006年から始まった、「レインズ」という不動産情報サイトの存在によって大手に引けを取らない情報量を得ています。
中小の業者の場合、そこが地元、ともすると代々に渡ってこの地域に住んでいる、という業者も少なくありません。
そういった業者だと、物件の情報だけでなく、細かい部分まで生活環境情報を提供してもらえます。
仲介業者の規模のみならず、不安や疑問を投げかけたとき、的確に答えてくれるかどうか、購入後も相談に乗ってくれそうか、というのも大切です。
中古マンションといえども大きな大きなお買い物です。
よい仲介業者に出会いが購入までの第一歩です。
マンション購入に当たって、ほとんどの方がお世話になるのが住宅ローンです。
一昔前までは住宅ローン=住宅金融公庫というのが常識でした。
が、公庫の廃止が決まってからは、民間の金融機関が住宅ローンを取扱うようになりました。
そんな時代の背景から生まれた、「フラット35」という住宅ローン。
「フラット35」とは民間金融機関と公庫(現在は住宅金融支援機構)が提携して実現した住宅ローンです。
最長35年間の固定金利、というのは良く知られていますが、ほかにもうれしいメリットがあります。
ひとつは保証料が不要、ということ。
物件の価格や金融機関によって異なりますが、もし保証料を用意しなければならないとなると数十万円は見ておかなくてはならないのでかなりお得です。
さらに、繰上返済手数料も不要です。
しかも、何回繰上返済をしても手数料はかかりません。
ただし、返済額は100万円からとなっています。
こんなメリット満載の「フラット35」。
中古マンションは新築マンションに比べて返済期間が短いのが常識だったのは過去のこと。
今では、中古マンションでも基準さえクリアしていれば「フラット35」を利用できるようになりました。
この基準も、中古マンション購入をお考えの方にはメリットとなるかもしれません。
というのも、「フラット35」を利用できる中古物件は、構造上の面で厳しい基準をクリアしています。
中古マンションの場合、新築マンション以上に構造面は気になるところですから、「フラット35」がそのマンションの質をある程度保証してくれている、とも考えられます。
構造検査料は原則個人負担になりますが、フラット35のサイトですでに検査済みに物件を検索することが出来ます。
ぜひ覗いてみてはいかがですか?
中古マンションを購入する、という決定を下したら、物件を探すよりも前にしておかなくてはいけないことがあります。
それは、希望条件の整理、です。
そんなこと当たり前すぎて必要ないように思えますが、希望条件を整理し、出来れば何を優先するか優先順位をつけておくことをおすすめします。
中古マンションの物件探しはまず、仲介業者に自分の希望を伝えることから始まります。
仲介業者は、自社の持つ膨大な物件情報の中から顧客にあった物件を探し出してくれるからです。
希望条件があいまいだと、なかなか希望に沿った物件にめぐり合えず、必要以上に多くの物件に足を運ばなくてはならない可能性も出てきます。
多くの物件を見れば、多くのメリット・デメリットを目で見ることになります。
中古マンションの場合、ひとつの物件内でのメリット・デメリットは顕著です。
条件があいまいで、かつ多くの物件を先に見てしまうと、変に目が肥えてしまって、自分に必要な条件が何だったのかわからなくなってしまうかもしれません。
そんなことになってしまわないためにも、自分に(我が家に)必要な条件は何なのか、よく考えて整理しておくのです。
立地条件、予算、周辺環境、セキュリティ、間取り、築年数・・・etc。
中古マンション購入の際の希望条件の優先順位は個々違います。
駅が近いことが必須条件、と決めてしまえば、多少日当たりが悪くても、予算を少しオーバーしてしまっても目をつぶる覚悟が出来ます。
希望条件に優先順位をつけるということは、妥協する部分を決めることにもなるのです。
売り上手の営業さんに押されて衝動買い、なんて悲しい結果にならないためにも、希望条件はしっかり整理しておきましょう。


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